「決算書」を読む

取引資料せんは税務調査の基礎資料として利用されるものですが、税務調査で一番調査されるのは「決算書」です。
そこで今回は、決算書についてご紹介しましょう。

決算書は、会社の経営者、経理、総務に属している方、株式投資をなさっている方は当然ご存知のものだと思いますが、そうでない場合には、あまり馴染みのないものかもしれません。しかし、決算書の読み方を勉強すると、会社のいろんなことが見えてくるので、社会人としてのスキルも格段にアップします。

企業というのは日頃から様々な活動を行っており、その活動を総称して「取引」と呼びます。ここでいう取引とは、「手形で材料購入」、「社員への給料支払」、「商品売買」など会社が行う活動の全てを含んでおり、それらの「取引」を全て記録しています。毎日の全ての取引を記録していくため、その量は膨大なものとなります。

そこで「決算書」というものが作成されます。

決算書の優れているところは、会社が行う膨大な数の取引の全体を「客観的」に一目で把握することができることにあります。例えば、「この会社はどのくらい儲けているのか?」、「資本は足りているか?」、「借金を含めた負債は許容範囲なのか?」など様々なことが把握できます。

毎日記録される帳簿上では何千ページ、何万ページに及ぶ取引をほんの数ページで要約できるわけですから、とても便利です。企業の営業活動や資産状況が、一定の基準に基づいた数値で表されるので他の会社との決算書と比較にも利用可能です。

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